あらすじを語るのが上手い人とそうでない人 [映画]
映画って、いきなりこれ見ろよ!と言われても
それが面白いと思えるものでないとすぐに見たくはならないと思う。
大体がCMや友人からあらすじを知らされ興味を持った上で見るものではないだろうか?
このあらすじについてなのだが、語るのが上手い人と残念ながらそうでない人がいる。
上手い人というのは人の生死や勝負の行方など、根幹部分に関わる情報を上手いことかわしつつも
相手に興味を抱かせる。
それに対してそうでない人は
うっかりなのかとにかくしゃべりたいからなのか、
誰々が途中で死ぬとか最後こうなるので自分はこう思ったとか、それ知らされちゃったら
これから見ようと思っている人のオドロキがほとんどなくなってしまうようなことまでしゃべってしまうものだ。
なんで急にこんな話をしたかといえば、
今日ミストというスティーブンキングの小説が原作の映画を見た。
名前がゲームのMYSTと全く同じなので最初ゲームを映画化したのかと思っていたのだが、
全然違うし。
霧が突然現れて、霧の中に得体の知れない何かがいるっぽいぞ!
その正体がまったくわからない状態で物語は始まる。
何かがいるなんてでまかせだ!
イヤ絶対何かいるぞ!
霧が晴れるまで同じところでじっとしていたらいいのか、それとも助けを求めて動くべきなのか?
誰を信じればいい?
どうすればいい?
極限の状態の中で人の心がどう変化して行くかに注目すると物凄くハラハラどきどきさせられる映画だ。
しかも凄いどんでん返しまである。
自分としてはこの手の映画は大好きなので、
評価は良いのだが残念なことはみる前に結末に至る詳細なあらすじを知らされてしまったこと。
おかげで映像的にはビックリさせられたが、ストーリー展開でビックリするということがなかった・・・。
何も知らない状態でこれを見たら絶対もっと面白かっただろうに。
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